「名前をなくした女神」第3話 恐ろしすぎて見たくないけど見てしまうドラマ
親の虚栄心、その裏にある自分への不安が、子供たちにゆがんで反映していく。
その恐ろしさをこれでもかと描いたドラマに、これまでレビューを書く気になれなかった。
あまりにも「普通」で無防備で、いい人すぎて空気の読めないところのある杏さん、
よき夫と子供にめぐまれていて、幸せでない母親たちのねたみを買うのには十分すぎる。
特に尾野真千子さんは、子供のころからつらい思いをしてきたのに、夫・高橋一生さんに、
ひどいモラハラを振るわれていて、あまりの薄幸ぶりに本当に気の毒になる。
今最悪の存在である倉科カナさんは、女優としてなかなかにうまいな、と思ってしまう。
4人組みの中では、夫が浮気しているらしいりょうさんが、一番まともで話がわかりそうだけど。
不思議に思うけど、○○ちゃんママ、という呼び方は、子供が二人になったらどうするんだろう?
それとも、子供は一人っ子、と決まっているんだろうか?
ネットの上でも、自分のことを「○○ちゃんママ」なんていうHNをつけている人がいるけど、
自分の名前は匿名にして、子供の名前や写真は公開って、本当なの?と思ってしまう。
話がそれたけど、母親が子供にいじめを教唆するって、ありえなそうで、ある事だと思う。
でも、ドラマのエンディングで、みな美しく微笑んで、それぞれに幸せそうにしていて、
女神である事を取り戻しているようなので、最後はハッピーエンドになる事を期待しています。
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