「JIN−仁−」 第十話 坂本龍馬の壮絶な最期
他の方レヴューの多くは、うっかり斬ってしまった、払った刀が乱闘にまぎれ偶然当たった、と書いてあるので、
私が見間違えたのかと思ったのだけれど、今回見直すと、佐藤さんは目を閉じて、でも思いっきり刀を払っている。
故意の裏切りとも偶然の悲劇とも、どちらにも解釈できるような演出だったのですね。
兄の敵である内野さんへの恨みと、尊敬する思いとに迷い引き裂かれる姿を、佐藤さんは見事に演じた、という事でしょう。
そして、大沢たかおさんによる大手術、しかし結局内野さんは全快することなく、壮絶な最期を迎える。
結局、歴史の本流は変えられないのだけれど、このドラマの手術後の死と、龍馬が史実の通り暗殺されるのと、
いったいどう違うのか、なんだかよくわからなくなってきたので、来週しっかり納得したいです。
今回気がついたけど、このドラマのスポンサーは東芝と日本生命なんですね。
東芝の創業者・田中久重が登場したと思ったら、内野さんが最後まで保険の事を気にしていたのも、
なかなかに印象的な符合ではありました。
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