「下流の宴」第1回 いくら黒木瞳さんでもあんなお母さんは困ります
いくら黒木瞳さんが美しいお母さんでも、あんな熱狂的な、思い込みの激しい押しつけがましい母親は嫌だ。
そのまた母親が野際陽子さんで、医者の妻の誇りとハングリー精神が混在しているだけに、もっと手ごわい。
黒木瞳さんがもし男の子だったら、何としても医者になれと毎日迫ったに違いない勢いです。
息子の窪田正孝さんは、そんな環境に押されて、力を抜くことでなんとかこれまでやってきた。
黒木さんから見れば下流を体現しているような、ほっこりした美波さんに、癒されている雰囲気がよく出ていました。
ほぼ原作に沿った展開だけど、軽妙でユーモラスでテンポもいいし、おもしろい作品になりそうです。
同じ、セレブ気取りな母親をテーマにした「名前をなくした女神」とは好対照でした。
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