「高校入試」第13話 最終回 湊かなえさん、やっぱり面白い
今シーズンは「悪夢ちゃん」に「高校入試」と、みっちり濃い土曜日だった。
どちらも舞台は学校、さまざまな問題をかかえながらも、希望の見える結末とはなった。
生徒たちが未来を紡ぐ場所だもの、無理やりにでもハッピーエンドにしなくては。
でも、入試の答案用紙に受験番号を書き忘れるって「運」の問題じゃない。
まして、試験監督が不親切だっただなんて、それは逆恨みというもの。
人生をかけた入試だ、とまで思うなら、受験番号は自分でチェックしましょう。
それにしても、自己採点ってそんなに正確に点数を確定できるものなのか。
記述式の問題などあると、何点取れたかわからないグレーゾーンがあると思うけど。
入試の制度に限らず、大勢の人間がかかわる事はなかなか完璧にはできない。
現に、高校入試よりもっと人生がかかっているかもしれないセンター試験で、
リスニングの不具合とか監督の時間間違いとか伝達ミスとか毎年あるし、
受験生もマークミスとか試験科目を間違えたりとか、しょっちゅうやってるのだし。
あと、真犯人と長澤まさみさんが教師を続けてるっていうのは驚いた。
動機が何であれ、教師が入試を妨害するなんて懲戒免職じゃないのか。
校長が辞職して済んだという事は、事態を教育委員会に報告してないのか。
これだけの人数が知っていて、ばれないで済むとは思えないんだけど。
などと、いろいろ突っ込んではみるものの、面白かった事に変わりはないです。
登場人物みんなが怪しく、それぞれの思惑が複雑にからみあった迷路を楽しみました。
そして阪田マサノブさん、徳山秀典さんは好きな俳優さんのファイルに書き込み済み。
特に阪田さんの声は、グリコ・アーモンドピークのCMでも印象的です。
あ、南沢奈央さんにも注目ですね。
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