「リーガル・ハイ」第9話 堺雅人さんの熱演一人芝居
堺雅人さんには全く似合わないはずなのに、なんてうまい流れで持って行くんだろう。
懐柔されてニコニコ和解に応じようという老人たちを、怒涛のような長セリフで、
問い詰め鼓舞しまた立ちあがらせる堺さんは、テレビドラマじゃなくて舞台の上そのもの。
早口でまくしたてる見事な台詞廻しには、さすが堺さん、とうなってしまいました。
しかしいくら田舎の老人たちでも、東京に出たりまして裁判に出たりするときは、
背広(あえてスーツとは言わない)にネクタイくらいしてくるというものでしょう。
その一方で、存在自体がハニートラップな小池栄子さん、はまり役です。
たくみに堺さんに接近していたけど、本音はあくまでも生瀬さんの秘書なのかな。
お色気むんむんなだけではなく、知的な悪女といったところが魅力です。
小池さんの存在感が濃すぎるせいか、ヒロインであるはずの新垣結衣さんは、
弁護士としても人生経験においてもまだまだで、なんだか影が薄いのが気の毒。
今回、まさかの「続く」で終わったけど、この一件にはまだ裏がありそうだし、
堺さん、生瀬さん、小池さんの過去にも、なにやら訳ありなようなので、
次回がますます楽しみです。
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