「鍵のかかった部屋」第5話の感想 いくらなんでも、そのトリックは
地震のために歪んでしまった欠陥住宅が舞台で、家の歪み自体を使ったトリックというのは、
島田荘司さんの「斜め屋敷の犯罪」を思い出すんだけど、小説なら筆力で強引に納得させられる。
ドラマだと、視覚的にも聴覚的にも再現されすぎ具体的すぎて、ちょっと笑えてしまう。
マシンは野球部にあるけど大量のテニスボールはテニス部から勝手に持ってきたの?
あんな小さな穴からドアに向かって、一度も失敗せずボールを発射できるものか?
巨大なビニールシートはどう調達したのか、回収時に穴に詰まってしまわないのか?
大がかりな密室トリックなのに、ガムテープが残ってしまうのは片手落ちすぎでは?
などなど、あとからあとから疑問がわいてきて、気の毒になるような今回でした。
でもそのかわりにドラマには、演技者の持つ存在感、説得力という、抗いたい魅力があるはず。
いつも渋い佐藤浩市さんが醸し出す軽みや、無垢で無防備な戸田恵梨香さんが素敵。
それだけに、大野智さんの残念さが際立ってしまい、無表情なだけに台詞回しの下手さが目立つ。
ジャニーズなら、例えば錦戸亮さんとか、うまい人もいるのにな~と思ったら、
彼は別のドラマ(つまんない)に出演中なのでした、またまた残念!
![]() 代引き不可月曜日9時/鍵のかかった部屋/大野智/戸田恵梨香/出演で使用/月・火/2日間限定/割引価... |