「37歳で医者になった僕」第1話 草なぎ剛さんは本当にいいひとなのか
もっとも、仮に他の事務所が主役を独占していても、一般人にはわからないんだけど。
37歳で医者になった、というけれど、そういう人も決して少なくないのでは、と思う。
草なぎさんは「研修医版・いいひと」なんだろうけど、医者ってそれだけじゃない気が。
すごく親切で感じがいいけど未熟な医者と、強面で愛想のかけらもないけど優れた医者。
極端だけど、どうしてもどちらか選ぶしかないとしたら、患者としてどうするだろう。
斉藤工さんは尊大で冷たいので、彼を無視する患者は意識レベル低下と診断されている。
いくら嫌いでも、担当医に自分の症状を悪い方にごまかす患者もどうかと思う。
担当医が嫌いでも、他の看護師とか、スタッフ全員を無視しているわけでもないだろうに。
指導医を無視して患者にゼリーを与える草なぎさん、そんな実験を勝手にしちゃだめ。
胃ろうの是非は重い問題だし、誤嚥性肺炎は危険だし、患者がゼリーの栄養で十分なのか、
今回は食べられても、毎回うまくいくのか、結果オーライとは言えない難しさがあるのに。
研修医が、自分のできなさに落ち込みながら修行していく話かと思ったら逆だった。
社会人としての経験から、増長して傲慢な医師を許せないのはわかるけど、
草なぎさんの方も、勉強させてもらうっていう雰囲気がないのが変だった。
全体にテンポが悪いし、いまひとつ楽しめない第一回で、ちょっと期待外れだったかな。
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