「家政婦のミタ」第6回 松嶋菜々子さん「わたくしが殺しました」
死にきれずに松嶋菜々子さんに「殺して」と頼めば「承知しました」と冷徹な返事。
まだ高校生なのに、父親にも裏切られ彼にも裏切られ男運がないなんて、演歌みたいだ。
すぐ思いつめて突っ走る性格は、亡くなった母親に似てるのではないかと。
そしてわずかに感情を表すようになった松嶋さん、包丁を逆手に持って迫ってくる姿は、
すごい殺気とともに目力がアップし、壁をぶちぬてまで襲ってくるターミネーターぶり。
「それは、あなたが幸せだからです」と忽那さんを諭すなんて、信念をまげた大サービス。
「死にたいと思った事がある」告白までして、超過料金だけでなく特別手当をもらってください。
そして自分の夫と子供を殺したとか、なんだかんだ言って個人情報も小出しに暴露されてます。
なんか、長谷川博己さん一家の行く末については、先が読めてあまり興味がなくなってきたので、
そろそろ松嶋さんの正体にシフトしてほしいと思った所、ちゃんとそう予告されちゃいました。
一部に、末っ子の女の子がかわいくないという声があるようですが、確かにその通りかと。
名前の通り、きいきい言って泣くし、上目づかいに甘えてくるし、「…ってなにぃ」としつこい。
「お姉ちゃんじゃないといやあだあ!」なんていう言い方も耳障りで、これはあの子が悪いのじゃなく、
そういう駄々っ子役を求められ、その通りにうまく演じている、つまり演技力があるわけで。
子供の自己中心な姿をリアルに描いていて、父親が逃げ出したくなるのもうなずけてしまうわけです。
子供はかわいいものという暗黙の了解さえも覆し、誰ひとり美化しない、破壊力あるドラマです。
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