「ストロベリーナイト」とその映画 雨ならぬ雪のせいで映画を後に見た
土曜の雪がひどかったために、ドラマを先に見てから映画を見、時系列が逆になった。
で、今日、日曜日に映画を見てきたわけだけど、やっぱりドラマを先に見たのは正解だった。
以下、微妙に映画のねたばれあるかもです。
映画の事件のせいで姫川班はばらばらになるが、それぞれに与えられた場所で、
それぞれの刑事魂を見せ、新たな現場に張り付いて頑張り続けている。
でも、姫川「このヤマ取るわよっ!」一同「はいっ!」ていうのが好きだったのに、
あの爽快感、一体感はもう味わえないんだな、と、なんとも寂しい思いがする。
そして菊田…西島秀俊さんの哀しみが、もうしみいるように伝わってくる。
「ストロベリーミッドナイト」っていう居酒屋談義でも、彼はただ笑っていたっけ。
大沢たかおさんの見事なほどの男ぶり、その真逆に置かれ、もう笑うしかない西島さん。
深く傷つきながらも戦い続ける竹内さんと、逃れようもなく共鳴しあう大沢さん。
そこに西島さんは、自分には越えられない壁を見せつけられる。
竹内さんのために、すべてを受け入れじっと耐えぬく西島さんの姿もまた、
それがみじめであればあるほど、役者冥利につきるほどのいい役だったな、と思う。
全編に雨がふりそそぐこの映画の協力は「水道局」なのでした。
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