「ドン★キホーテ」第2話 「勝手にひきこもれ」って言われると引きこもれない
とにかくずうずうしく部屋に居座って、マンガを読んでるだけで、家族を再生させちゃいましたよ。
食事から何から世話をしてもらって、部屋にこもっていられるのは、母親に支えてもらっているから。
松田さんが「新宿鯖」にはまる、という思わぬ危機から、こもれる場所が担保されなくなると、
怒りとともに本音がはじけ出し、ピンチに対応することで家族が団結することを思い出す。
現実には、親の価値観を根本から変える事はとても難しいため、そうそう解決はしないです。
なぜって親は、子供に自分を投影して、自分のできたことができるようになってほしいだけじゃなく、
自分のできなかった事も出来るようになってほしいわけで、でも期待されてこそ子供は伸びるわけで。
だからこそ、中学受験にことごとく失敗した子供の挫折感は、それはとても深い絶望だと思われます。
このドラマは、深刻であるのが当然の、子供をめぐる問題を、「で~じょ~ぶ、なんとかなる」って、
ど~んと引き受け笑って解決してくれる、という安心感があって、楽しく見ていられます。
日本人のメンタリティには、やはり任侠へのあこがれがどこかあるものであるらしい。
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