「江~姫たちの戦国」第44回 女装趣味に走る竹千代に誰がした?
今さら淀=宮沢りえさんが反省しても、歴史の習いから言って、豊臣は滅びるしかなかったのに。
城を明け渡し天下を譲り、一大名に落ちても生き残る、っていう近代的な政治手法は、
約300年も後になって徳川家の子孫がやっと身につけた、革命的な政権交代なので。
しかし、非難のまじった複雑な表情で出迎えた江=上野樹里さんに、涙ながらに訴えかけ、
上手になだめ納得させる秀忠=向井理さん、じゃじゃ馬な姫の夫として見事な大人の対応です。
ちょっと落ち着いた江戸城では、今度は福=富田靖子さんが、竹千代を猛プッシュ。
儒学者・林羅山にお酒をすすめ、もしかして籠絡してしまったのか?すごすぎます。
なりふり構わず工作に走るより、自分が竹千代を普通の子供に育てられなかったのを反省すべき。
しかし、口下手でおどおどした竹千代はますます屈折し、ついにお化粧に目覚める?
しかもそれを母親に見つかってしまうとはなんと間が悪いことか、ちょっと気の毒だったかな。
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