「南極大陸」第4話 愛しき友=犬のベックの死に泣けず罪悪感がよぎる
正直言って、特に犬好きでもないし、カラフト犬19頭の顔なんて覚えられない私。
ここで感動し涙できないのは、人として何か欠落しているのじゃないか、と罪悪感がよぎる。
しかし、犬の臨終には全員が集まって心配していたのに、お葬式(水葬?)のときには、
木村拓哉さんと山本裕典さんのふたりしか送ってやらないって、どう見ても都合よすぎる。
山本さんが父との確執を語り木村さんが励ます、という会話シーンを持ってくるためでしょ。
この会話が、山本さんが頑張りすぎて居眠りし火事を起こし、全員で消し止め立ち直る、
という、このドラマのパターン=自ら困難を招き克服して感動する、につながっていく。
山本さんは、下っ端でまだ成長の途中で、トラブルメイカーになるという役どころなんですね。
犬の訓練士が嘘だっただけじゃなくて、オーロラを専攻してたけど講義を受けてない!?とか、
観測器の使い方も知らないとか、どうしてこんなに役に立たない人が南極に来てしまったんだか。
そんな、だめだめな彼の成長物語を組み込みたいのでしょうけど、なにも南極まで来なくても。
それより、堺雅人さん主演の映画「南極料理人」、淡々としてるけど味わい深い映画でお勧めです。
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