【江〜姫たちの戦国〜】第二十八回 はねっかえりの上野樹里さんが徳川家に嫁ぐ訳
ここでも石田三成=荻原聖人さんが暗躍し、息子かわいさの秀吉=岸谷五朗さんのために手を汚す。
三成に迫るのに、短刀を奪い自分の喉に当てる江=上野樹里さん、そこまでする必然性は不明です。
それよりも、秀吉の後ろにいる茶々=宮沢りえさんは、夫の息子への溺愛ぶりをどう見ていたのか?
のほうが気になるのに、このドラマでは、茶々はどこまでも邪念のない人なのでつまらない。
実は、息子のためにはなりふり構わぬ夫の姿を、ひそかに喜んでいた、っていう描写がないのが残念。
そして、どこか憎めない猿顔だった秀吉=岸谷五朗さんは、今や眉毛のない悪人顔に変貌しています。
なぜか、徳川の嫡男である秀忠=向井理さんと、江=上野樹里さんとの縁談を勝手に決めています。
毛並みはいいけれど出戻りで子持ちで、はねっかえりで自分の言う事など聞かない上野さんなのに、
なぜ、これからの天下を統べるのに一番重要な徳川に嫁がせるのか、まったく整合性がありません。
まだ、自分の甥である秀勝になら、わがまま放題の嫁でも許されるけど、相手が徳川家となると、
心してよい嫁になり両家を繋ぎ、時にはスパイともなり、また人質ともなるべき、重要な役目なのに。
と、思ったら、秀忠=向井理さんもひねくれ者なので、簡単には相思相愛の夫婦になれそうもない。
まあ、いつも秀吉の命で結婚している江なので、そういうのにはもう慣れている、って感じだけど。
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