「平清盛」第6回 海賊王になる宣言
過去の因縁を乗り越えて手を結ぶ兎丸=加藤浩次さん、という今回。
あの、ぼろぼろな装飾過多の海賊ファッションはズパロウ船長のまねで、
「海賊王になる」という決めぜりふはワンピースから、というお茶目な大河です。
海賊は見た目が汚くていかにも臭そうなわけだが、逆に「王家」の方といえば。
それぞれに美しい璋子=壇れいさん、得子=松雪泰子さんの女のバトル勃発。
「心がない」と言われるほどにからっぽな壇さんに対し、競う気満々の松雪さん。
松雪さんは悪女キャラむき出しで、これにはさすがの壇さんもむっとしていたようです。
同じどろどろなら、海賊の汗どろどろよりも、こちらの華麗などろどろが好きではあります。
さてどうしても「王家」という呼称には慣れず、それは例えば「以仁王」のような、
皇族の中の一部を想像するので、「朝廷」でいいのでは、と思ってしまうわけです。
また「…の犬」と言いたいのなら、武士は藤原氏のような大貴族にも仕えるわけので、
そういう政治上の権力の下にいて使われる存在、という意味で「朝廷の犬」でいいのでは。
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