「クレオパトラな女たち」第一回の感想 顔は命、思わずもらい泣き
独特の雰囲気のある演出がとてもよくて、静かな感動さえおぼえてしまった。
特に、顔のほくろを取る若い女性の心情には、身につまされもらい泣きしてしまった。
美容整形をめぐって人生が変わっていく熟年夫婦の物語も、愚かしくてでも深くて、
人間の身勝手さもたくましさも弱さも、全部含めていとおしくなってしまうような。
美容整形外科医の余貴美子さんも、稲森いずみさんも、ただ金もうけのためではない、
外見を変えたい人の心の深さを知り、人生を輝かせるための手助けをしている。
そして、北乃きいさんをはじめとする看護師たちの、患者の気持ちにそっとよりそい、
あたたかく励ます姿に癒され、救われるような気がして気持ちがなごんだ。
別な医療ドラマで「医師もサービス業」と言ってはもめていたけど、ここには、
確かな技術に裏打ちされた究極のサービスがあり、しかもお金ももうかるわけだ。
美容整形なんて、無理をして外見を取り繕い、大金を使うぜいたくと思っていたけど、
ある意味究極の人間の姿があり、生きるってこういう事かも、と思えてしまうドラマでした。
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